精密根管治療・インプラント被せ物治療
(M.Yさん 72歳 女性 主婦 2020年7月完成)
過去症例№9【東京まで通ってよかった!! ~静岡から東京への通院~】でも掲載させていただいたMさんのその後の治療をご紹介いたします。今までの経緯詳細は症例№9をお読みください。
前回左下の奥歯にインプラント治療を行った結果、よく噛めるようになり、噛み合わせもかなり改善されました。
続いてMさんは上の右上前歯のブラッシング時の出血が気になり始めたようです。
精密検査を行い、上の前歯の治療をスタートしました。
《前回までの写真》
《治療終了後の写真》
前回までの写真に比べ、自然な歯に仕上がっています。当院の被せ物には金属を使用していないため、歯と歯茎の境目部分の色調もとてもナチュラルです。
《前回までのレントゲン》
《治療終了後のレントゲン》
赤丸の付いている所が、今回治療を行った所です。
今回Mさんが、どのような治療を行ったのか順にご説明していきます。
《治療前デンタル画像》
精密検査の結果、右上犬歯は根が割れてしまっているため抜歯が必要、他の前歯4本は根の先に膿がたまっていて再度根の治療が必要だと分かりました。
《治療開始》
①古い被せ物から仮歯へ
前歯の治療を進めていくにあたって、まず古い被せ物を外す必要があります。外した後は仮歯を入れて使っていただきます。当院では治療開始前に仮歯の準備をしておくので、歯がない期間はありません。
②精密根管治療(マイクロエンド)
昔の治療で神経を100%取り除ききれていないという場合、その部分は時間とともに確実に菌におかされ感染が広まり、炎症が起こるようになり、やがて膿がたまるようになります。「治療してあるから大丈夫なはず」という誤った安心感もあって、症状はいよいよ静かに進み、かつての治療で中途半端に神経が抜かれているので、患者様ご本人は再発したことになかなか気がつかないことが多いです。
前歯4本とも顕微鏡を使って根の治療をやり直しました。肉眼や手探りで治療を行うのと比べると治療後の再発率は雲泥の差です。これで全ての不安要素は取り除かれたわけですから、安心して被せ物治療を進めていくことができます。
③右上犬歯を抜歯、右上奥歯のインプラント体を使った被せもの作成へ
右上犬歯を抜歯後、右上奥歯3本のインプラント体を使用した被せ物を作成いたしました。
Mさんのように他院で埋入されたインプラントでも、当院で必要な材料を調べ用意し、被せ物を作成することが出来ます。
抜歯した右上犬歯部にはインプラントの上物を作り直して歯を補い、根の治療を行った前歯部にはジルコニアの被せ物治療を行いました。
いつも明るく笑顔が素敵なMさん。すべての治療を終えて、より一層笑顔が大きく、輝いて見えます。
『静岡からで少し遠いけど、本当に治療してよかった‼前歯が綺麗になって嬉しい。スタッフの皆さんが優しくて、治療に通うのが楽しかった!今後も定期メンテナンスでよろしくお願いします。』
[治療内容]精密根管治療(マイクロエンド)
[費用]1本あたり 前歯88,000円(税込)
※歯種により、費用は異なります。
[治療に伴うリスク]
・術後一過性の痛み等が出る可能性があります。
・根が割れているなど治療が適応できない場合があります。
・治療後の定期メンテナンスが必要となります。
[治療内容]被せ物治療(ジルコニア)
[費用]1本あたり 220,000円(税込)
※患者様の状態により、費用は異なります。
[治療に伴うリスク]
・事故など過度の衝撃により欠ける、割れる可能性があります。
・治療後の定期メンテナンスが必要となります。