インプラント治療
(M.Sさん 72歳・主婦 2020年1月 完成)
[治療内容]インプラント治療
[費用]全顎的なインプラント治療 約600万(税抜)
[治療に伴うリスク・副作用]
インプラント治療の危険性・合併症
インプラント治療は外科処置の為、発生しうる危険性、及び合併症があります。
〇一過性及び永久性の唇・舌・頬・歯肉・歯牙等の感覚麻痺
〇近接歯牙の損傷・上顎洞・鼻腔への穿孔
〇炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血
そのため、重々、診査・診断の上治療を行う必要があります。
また、通常の歯と同じように清掃に気を付けないと、インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要となります。
Mさんは前歯の左上の歯肉が腫れ、噛むと痛むということで8年ぶりに来院されました。 診査診断を行い、状態の良くない歯は抜歯をし、インプラントを新たに上4本、下2本埋入し、下は以前当院で行った左下のインプラントと連結してインプラントのジルコニアクラウンを作成することになりました。
左:治療前のレントゲン。
右:治療後のレントゲン。新たにインプラントを上4本、下2本埋入しました。
治療前:かぶせ物から、土台の金属が見えている状況です。
治療後:金属は一切使わず、自然な歯の立ち上がり(歯と歯茎の境目)になっています。
左:治療前。右:治療後。
治療前は笑った時に主に下の前歯が見えている状態でした。治療後は上の前歯がMさんの口元に合わせて見えるようになっています。そのようにすることによって、若々しい印象を与えます。
当院では治療開始前に、患者様ひとりひとりに合った歯の長さや形を写真分析ソフト(Dawson Wizard)の分析にて仮想的に導き出し、導き出された仮想の歯を実際の歯に置き換えて治療を行っています。最終的な歯の形などゴールを決めて治療を行っていく事は、治療を進めるうえで非常に大切になります。
治療後は担当歯科衛生士による定期メンテナンスを行い、今のお口の中を長く維持できるよう、サポートしていきます。