Dr.岩本イズム

長期的な健康のために命を守る歯の真実

人生を変えた症例紹介

症例№23 著しい骨吸収のため難症例となった増骨を伴うインプラントケース

高度インプラント治療

(Y.T.さん 64歳・会社員)

右下奥歯にインプラント治療を希望して来院されたY.T.さん。
他の歯科医院では「骨が薄いからインプラント治療はできません」「顎の神経に近いから手術は無理!」などと断られてきました。「入れ歯にだけはしたくない。何とか助けてほしい。」と強い気持ちでインターネット検索を続け、当院HPにてご自身と同じような想いをされている多くの方々の声をお知りになられました。そして「もしかしたらこの歯科医院なら・・・」と、当院への受診を決められたそうです。

Case_023_05

[治療内容]
著しい骨吸収のため難症例となった増骨を伴うインプラントケース

[費用]
右下56インプラント2歯で約100万円
右下47支台補綴2歯で約25万円

[治療に伴うリスク・副作用]
下顎管という神経領域に近接した部位の為、神経損傷や知覚鈍麻といったリスクが考えられます。インプラント治療は外科処置の為、発生しうる危険性、及び合併症があり、通常の歯と同じように清掃に気を付けないと、インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要となります。そのため、重々、診査・診断の上、治療を行う必要があります。詳細はこちらよりご参照ください。

それでは、骨が薄いとなぜインプラント治療が出来ないのでしょうか?
それはインプラント本体の周囲に最低1mm厚以上の骨(理想的には2mm以上)が無いと骨吸収が進行し、インプラント体が露出してしまうからです。例えば、幅5mmの骨中央に直径4mmのインプラント体を埋入すると、骨壁は0.5mmずつとなり不可となります。また、奥歯への細いインプラント体(3mm程度)は強度的にもリスクが高いと言えます。つまり骨の幅は最低でもインプラントの直径+2mm必要ということです。


さて、今回御来院されたY.T.さんの骨幅はどのくらいだったのでしょうか? CTの精密分析によると・・・

Case_023_01

※右下5番相当 


3.66mm!?たしかに薄いですね。さらに近くには顎の中を走る神経も確認できます。 このような状態でインプラント体周囲に骨幅1mm以上の骨を獲得するにはどうしたら良いでしょうか?

当院では様々な高度テクニックを持ったドクター達が多角的に精査・分析し、患者様に適したな治療プランを御提案させて頂いております。 本症例は患者様との相談の結果、スプリットクレスト法という手術を施行することになりました。

スプリットクレスト法とは簡単に言うと、骨に溝を刻みながら、押し広げて幅を増やしていく方法です。

 スプリットクレスト法

(出典)インプラントネット


Case_023_03

こうして無事、手術を終えたY.T.さん。手術範囲も最小で施行され、術後の痛みや腫れも驚くほど少なかったとのことでした。 骨だけでなく歯茎もボリュームアップした本症例は、安定したインプラントの長期予後に加え、清掃性の向上や審美的改善も同時に含めた、まさにY.T.さんに適した治療と言えるのではないでしょうか。


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